しまづん農事考 真逆な事実。

田植えから一月以上たって、水管理に試行錯誤する毎日です。

 

昨年までのやり方を参考及び基本として、本やインターネット等から色々情報を集めて取り組んでいます。

 

最近はもっぱら除草が主な作業なのですが、自分ちは除草剤を一切使わないのでいわゆる自然栽培という分類に入るかと思います。

 

無農薬の有機栽培って今時なんでしょうけど、私の場合は勿論現代の稲作で広く行われる農薬使用は全く否定しないですし、むしろある程度は必要じゃね?って部類。安全性は確認しているから使ってるんでしょうから。

 

じゃ、なんで無肥料無農薬栽培なんかやってんの?って問われるとすれば

 

別に自分で食うから農薬まで使わなくていいや。

 

が答えになるんだろうと思います。

 

最近、雑草防除の論文とか読むんですけど無農薬栽培と慣行栽培では言う事が真逆で、かたや植えたら深水管理。慣行では除草剤が効く水位で管理せよ。

 

お互いに共通するのは、

 

水管理は大事だよ。

 

ここが一番の命題で、農薬使わなくても田植えしてから田んぼに入らず草を生やさない方法まで実践される方もおられるのですが、それが自分の世話している水田で通用するかと言えば、水の条件、土壌の条件、気象条件等、全く違う環境だから、紹介されている論文では通用しない場合もあり得ますよね。

 

ただ、そのものの考え方や視点で

 

あ、こりゃ使えるわ。

 

って部分を自分の作業なりに落とし込んでいけば良いかなぁと思います。

 

そういう視点で論文を読むと書き手が何を意図しているかが見えてきたりするから、それはそれで面白いですね。

 

インターネットの世界は、その論者のバックグランド迄あっという間に調べられるから尚更。

 

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チェーン除草はまあまあうまくいったかなぁ…

 

そろそろ中干しもしてみるか?

 

試行錯誤しているさいたま田んぼ。

 

R3.6.24.  

嶋田淳 拝