今シーズンもまた、田んぼをボチボチ始動しました。
昨年の11月に行った秋起こしの様子。今まではかみさんと二人で人力でまんのうで藁を鋤き込んでいましたけど、今回は耕運機を使ってみました。長野県安曇野市で自然農を営まれている竹内孝功さんという方のブログを参考にしてみました。
昔、田んぼを手押し耕運機でうなった事がありますが、ロータリーの部分に粘土のような土が絡み、全く歯がたたなかった経験から、鋤き起こしという昔の人が牛や馬で鋤きを引っ張り起こしていた方法を参考にしたやり方です。
脱穀した藁を田んぼに積んで置いたのち、押し切りを使って細かくして田んぼにばらまき、耕運機の作業機の鋤を使って起こしました。
やはり、ロータリーの部分に粘土のように土と藁が絡み、もう少し乾いた状態で耕す事が良かったという感想でしたが、ロータリーはどちらかと言えば駆動輪の役割を果たしてくれ、鋤きが土を持ち上げ、藁がすきこめたら良いという事で概ね目的は果たせたようです。
↑そして、そのまま三か月ほど放置しました。途中水切りの処置をしたりした昨年12月の様子。
二度目の田おこしを2月12日に。田んぼも充分に乾き、11 月に鋤き込んだ藁の分解もだいぶ進んだようで、ロータリーに絡みつく事なく耕運することができました。
耕運前 ↑
耕運後 ↑
耕運中の様子。このくらい圃場が乾き、藁の分解が進んでいると、小さな耕運機でも十分に仕事ができるなという手ごたえがありました。
随分と手間ひまかかりますけど、このくらいの田んぼですと、かえって大きなトラクターは非効率で自分なりに持続可能な稲作の研究と言う観点から見れば、物すごく省力化と作業性は大幅に向上したのではないかとの手前味噌なのですね。
田んぼを耕す作業ひとつとっても多分二度と同じ事はできないと思いますけど、その時々で次の未来を試行錯誤しながら作業しますから、とっても希望のある素敵な作業だと思うんですよね。