昔、少し葬儀社で働いた事があって当時の上司に高島暦とかみて、暦を勉強した方がいいよ。なんて言われて、パラパラと読んでみた事ありますが、友引には葬儀はやらないってくらいにしか知識として無かったんです。そもそも興味が無いから。
ふと興味深く思ったのは、高島暦にその日その日の農作業が書いてあるんです。この日はジャガイモの種を植えるとか。
田んぼを始めてから、そのシーズンの始動するのは大安吉日と決めて作業を始めるようにしているのですが、特に深い意味は無く、ただのげん担ぎ。今回は籾の塩水選抜から温湯消毒〜浸水開始を大安の日に行いました。
籾は浸水して、積算温度が120°くらいになると、発芽するそうなのですが、丁度籾の胚芽が鳩胸の状態になると種まきの適期だそうです。
小さくてわかりにくいんですけど、鳩胸で発芽している状態です。
この状態は前回の大安から12日たった二回目の大安で、水温はほぼ10°くらいだったから積算温度120°で発芽した事になります。
大安に物事を開始するのがいいって言うのは、例えば作物の成長に最適なタイミングの目安を先人達が膨大な年月のデータの蓄積の中から導き出したものなんでしょうね。
昔、手相をみてもらった占い師さんが、占いって言うのは実は統計学なんだ。決してスピリチュアルなものじゃないんだよ!って言ったのもうなずける。
暦に農作業が書いてあるのは、自然に対峙する最適なタイミングの目安なんだろう。
実際そう言う指針がないと、農作業ってやりようがない気がします。お天気次第だからなおさら。
仕事しながらの田んぼですから大安に種まきとかなかなか合わせるの難しいですが、大安を目安に作業計画を立てていくと、案外うまく行けそうかな?
一応種まき終わりました。因みに昨日が大安。