今年も正月飾り

田んぼをはじめてから毎年、その年の稲藁を使い正月飾りを作るのが恒例になっています。

 

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昨年、浦和のオーガニックマルシェに出店した時に、試験的に正月飾りの予約販売をしてみましたが、受注は一つだけだったので、今年も売れないだろうなぁと思ってました。

しかし、蓋を開けてみると思わぬ反響で、昨年注文し損なって、一年待ってくださっていたというお客さまを皮切りに沢山のご注文を頂戴いたしました。

 

嬉しい限りです。

 

正月飾りはもともと、亡き祖父が毎年作っていました。。祖父の作る飾りは近所でも評判になるくらい見事なものでした。どんな飾りだったのかあまり憶えていませんが、毎年祖父の正月飾りが届くのを楽しみにしていた記憶があります。

 

自分が祖父の飾りを楽しみにしていたように、私の飾りを待ってくださっていた方が実際いらっしゃったことに驚いていますが、とても嬉しく思います。

きっと祖父は楽しみに待ってる人がいるからと毎年毎年作っていたんでしょうね。自分もそんな心がけで続けていこうかなぁ…

 

そんなんでいいよね?じいちゃん!

 

…なんてね。笑

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先日発送が終わりました。

 

みなさん良いお年をお迎えください。

 

 

ふとオネアミスの翼

昔買い集めていた坂本龍一教授のCDのなかにアニメ映画のオネアミスの翼のサントラがあって、こりゃ懐かしいなあと眺めていた。

 

このCDは私が高校の頃良く聴いていた。

 

後にこのアニメは坂本教授は自身の黒歴史だったと発言されていたし、映画について残されているレビューも難解とか面白くないとかあまり好評ではなかったみたいだが、私自身はこのアニメは繰り返し見る程大好きだった。

 

台詞のひとつひとつが自分に刺さった。

 

…自分は中流家庭の生まれで、貧乏人の苦労や金持ちの悩みはわからないし知ろうとも思わない。

子供の頃は水軍のパイロットになりたかった。でもそんなものにはなれないって学校の成績表が教えてくれた…

 

だから宇宙軍に入った。

 

…パン屋は誰かが必要だと思ってくれるからパン屋でいられる訳だ。誰も必要無くなったら…

そう…消されっちまうんだ。

 

…宇宙船は飛ばすんじゃない。地球の丸みに沿って落っことすんだ。 …

 

あの絵にお前は何がみえる?

…女のケツ…

 

私達のいく先に暗闇を置かないでください…

 

 

当時好きだった女の子に良く似た登場人物がでてきたからなのか、好きになった理由はよくわからないのだけど、世の中には役立たずと言われる集団をめぐるうねりのような話がとにかく当時の私に刺さりまくっていた。

 

鉄道員になりたかった僕

 

田んぼを耕したかった僕

 

サントラを聴きながら。

何となく今そこにいるのかなぁ?なんて思いながら少なくとも暗闇には居なくて済んでいる。

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素敵なティータイム

ここのところ、マルシェや試食会等もみいち農園として出る機会を沢山いただいております。

 

私達も各自仕事をもちながらのもみいち農園なので、とても忙しい日々でした。

 

先日浦和駅東口のマルシェでお客様から差し入れをいただきました。

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お会いした事あるようなないような…

そう言えば桜区役所プチマルシェに来ていただき、お米と糠をお買い求めいただいたお客さまです。

なんでも、もみいちの米糠を使ってお菓子を作ってくださったそうで、食べてみて下さいと差し入れ頂きました。

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緑茶とよく合う素朴で香ばしい焼き菓子。

 

こんなふうな使い方もあるのだなぁと感心しました。何よりウチのものを使って工夫され、美味しくいただきとても嬉しかったですね🎵

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ありがとうございました。ご馳走様です。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

先日はさいたま市桜区のマルシェでした。

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11月1日にさいたま市桜区役所プチマルシェに出店させていただきました。ヒロさんが一生懸命収穫から調製まで取り組んでくれた枝豆をはじめ、

 

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試しに稲藁を置いてみたら、見事に完売。

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もみいち農園のお米も若い女性にお買い求めいただき、しまづん鼻の下伸ばしてます。笑

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今回、さいたま市のステッカーを貼っていただき、お米を販売させていただきました。なんか感無量でとても嬉しかったなぁ。

 

沢山来ていただきましたお客様をはじめ、お手伝いいただいた方々、関係各方面の方々、お疲れ様でした。どうもありがとうございます。

 

 

 

食味検査をやってみた。

お米の収穫も一段落しました。

出荷向けの籾摺りが終わり、マルシェ出店分の籾摺りをぼちぼち始めようと思う今日この頃です。

 

以前より米の食味検査やってみない?なんて言われてましたが、うちの籾摺り精米機は籾から一気に白米になってしまうから玄米の状態にするのが難しかったりするのでサンプルを取れませんでしたが今回は出荷向けに籾摺り機をお借りするタイミングで玄米のサンプルをとりました。

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検査は稲作研修でお世話になった栃木の民間稲作研究所にお願いしました。

 

先に検査結果がpdfで送られてきて、点数が思ったより低くてかなり落ち込みましたが、のちに稲作研究所から送られてきた書類を読んでみたら、素人ながらまずまずの成績である事がわかり、納得しました。

 

タンパクやアミロースは成績が良く、点数が低い要因はサンプルの水分含有量なのでした。

 

ウチの米は天日干しだから、どうしても乾き方にムラができ、脱穀直前の籾の水分測定では12.9パーセントを最低に15パーセント前後でした。水分の比較的高めの部分をサンプリングすれば検査結果はもう少し良くなったのかなぁ?なんて思います。

 

以前より天日干しは二週間以上やるなんて話しをよく耳にするけど、多分カラカラに渇きすぎ、食味値は良い成績はでないんじゃないか?実際、今年は好天続きで、はざかけした稲は稲刈りの次の日に水分含有量が12%台迄乾いてしまう箇所もあったりしたので、適切な水分含有量とされる14〜15%台に乾燥するのはかなり早い感じなんですね。裏返せばわざわざ石油焚いて米を乾燥させなくても、天日干しであれだ乾くのだから自然乾燥の方が遥かに効率が良いなぁなんてあらためて思ったりして。笑

 

稲作って乾燥作業ひとつとっても難しく奥が深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開拓者

ほーんと久しぶりに帰ってきた。

稲刈り無事終了。脱穀やら籾摺りやら納品やら会社員の合間に怒涛の日々を過ごしてます。

9月から千葉大学の農福連携のセミナーに通ってます。二週に一度の通学ですが、ゆるゆるやっています。

丁度通学の武蔵野線の中。南越谷、三郷など、小学生の頃クラスの友だちと土手すべりしに行ったなぁとぼんやり景色を眺めていた。

 

丁度将棋の藤井聡太さんが頭に浮かぶ。

 

八冠取った対局の解説をきいて、僕は将棋なんか全く知らないし、触った事もないんだけど、解説を聞くと相手に摘まされるように見せかけておいて、うつ手を無くさせ詰ませてしまうという…

 

自分が理想とする戦い方。

 

弱いと思い込ませられた相手に知らない間に摘まされてしまうんだから、相手の精神的ダメージは計り知れないだろうなぁなんて…

 

自分が今取り組もうと始めた事って何かと戦ったり争うことではなく、単純だけど

 

和を持って尊しとなす。

 

的な事が理想だなぁなんて思っている。

 

班田収授法のように、死んだら国にお返しする。

そう考えたら始めから全て俺のもんじゃねーし関係ねーわ!

 

開き直って少しココロが軽くなったところで大学に到着。

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稲刈り迄あと少し。

稲作りをやり始めて、毎回この姿を見るとホッとします。

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出穂して実が入り、頭を垂れ始めた稲。9月の後半には稲刈りかな?

 

たまに、何で私は田んぼなんかやってるんだろう?なんて思うことがあります。

 

よくわからないんだけど、なんかできちゃってますね。理由とか主義主張は面倒だし必要無さそうだから考えることは辞める事にします。

 

偶然と周囲の好意のかたまりによるもの。

 

これからも、作ることを続けていけたらいいなと。それだけ思っています。

 

今回は少し自分で販売をしてみようかなぁ…

 

方針決まったらお知らせしますね。

 

ではまた。

 

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