食味検査をやってみた。

お米の収穫も一段落しました。

出荷向けの籾摺りが終わり、マルシェ出店分の籾摺りをぼちぼち始めようと思う今日この頃です。

 

以前より米の食味検査やってみない?なんて言われてましたが、うちの籾摺り精米機は籾から一気に白米になってしまうから玄米の状態にするのが難しかったりするのでサンプルを取れませんでしたが今回は出荷向けに籾摺り機をお借りするタイミングで玄米のサンプルをとりました。

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検査は稲作研修でお世話になった栃木の民間稲作研究所にお願いしました。

 

先に検査結果がpdfで送られてきて、点数が思ったより低くてかなり落ち込みましたが、のちに稲作研究所から送られてきた書類を読んでみたら、素人ながらまずまずの成績である事がわかり、納得しました。

 

タンパクやアミロースは成績が良く、点数が低い要因はサンプルの水分含有量なのでした。

 

ウチの米は天日干しだから、どうしても乾き方にムラができ、脱穀直前の籾の水分測定では12.9パーセントを最低に15パーセント前後でした。水分の比較的高めの部分をサンプリングすれば検査結果はもう少し良くなったのかなぁ?なんて思います。

 

以前より天日干しは二週間以上やるなんて話しをよく耳にするけど、多分カラカラに渇きすぎ、食味値は良い成績はでないんじゃないか?実際、今年は好天続きで、はざかけした稲は稲刈りの次の日に水分含有量が12%台迄乾いてしまう箇所もあったりしたので、適切な水分含有量とされる14〜15%台に乾燥するのはかなり早い感じなんですね。裏返せばわざわざ石油焚いて米を乾燥させなくても、天日干しであれだ乾くのだから自然乾燥の方が遥かに効率が良いなぁなんてあらためて思ったりして。笑

 

稲作って乾燥作業ひとつとっても難しく奥が深いです。