今年の田んぼ作付けを決めたころ、まさか自分がお米を売ろうなんて思ってませんでした。
田んぼを増やさないか?という話しがあったところに、たまたま私の米を引き取ってもいいよと言ってくれた方がいて、引き取り先があるならと引き受けて、そんな中、浦和でオーガニックフェスを開催することになり、そこに出展しませんか?なんてお話しもいただき、僕なんか出ちゃっていいのかなぁって思いつつ…
そんな事してるうちに、いろんな知り合いも増えてきて、とうとうお米を取り引きするところ迄来てしまいました。
なんか信じられませんね。
このお米は、もともと稲作を教えていただいた千葉県いすみ市の鶴亀農園さんでシェア田んぼに参加させていただいた時、倒伏して泥に浸かって稲刈り出来なかった稲を籾にして、塩水選と温湯消毒をしたものがルーツになっています。
初めて育てた苗が苗箱二枚分だったから種籾2合弱がここまで増え、売る事かできるまでに増えた。
品種は?と聞かれたら、コシヒカリ…だと思う‼︎
と答える事しかできないのがミソなんですけど 笑
いずれにしても感慨深いですね。
当然お米を取り引きするという事は売上が立つ訳なんですが、今まで稲作にかけた金額からすると、
超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜赤字!
絶対に商売にはなりませんね。笑
でも、その僅かな売り上げを見てヒロさん(カミさんです)いわく
「これで次期作付けの育苗土を買おう」
だそうです。
考えてみたら、純粋には稲作にはお金ってかかってなく。むしろ僅かずつだけど生み出し続けるサイクルに入ったなぁと。
気合い入れて 俺農家になるっすー!って言った事は今まで一度もないんだけど、なんだか周りがどんどん発破かけて?くださってるみたいです。
ここでもう一度。
わたしは農家ではなく百姓だという事を確認しておきます。