カエルに学ぶ。

お世話になっている近くの有機農家の木曽くんから、埼玉大学で舘野かえる農場の舘野先生が講義されるから行きませんか?とお誘い受けて、埼玉大学の講義にお邪魔しました。

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民間稲作研究所で講義中の舘野先生

 

昨年、民間稲作研究所の研修でお世話になり、舘野さんの有機稲作を学ばせていただいておりますが、せっかくだからといまの苗の状況などを見ていただきました。

 

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薄まきでボサボサな印象ですが、やや徒長してるから、もう少し背が低くて大丈夫。天幕はとって路地のままで育てて行けばと言うアドバイスをいただきました。

どうしても気温がここに来て高くなったから、沢山陽を当ててガッチリ苗を作りましょうって。

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イメージ的には、置き場が無くて、天幕をかけずに芽出しから育てているコイツの稲姿が一番良さそうです。早くも次回の課題が見つかりました。

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カミさんが昨年、埼玉県農業大学校で受けて、私にこんな人いるよ?なんて教えて知った舘野先生ですが、今日も稲の気持ちになって!って言葉に思い切り納得して帰って来たのでした。

あらためて、稲作って我慢だなぁと。笑

 

テツ時々旅のち農家。

カミさんが、さいたま市の市報で南会津さいたま市の保養所の割引キャンペーンを見つけ、丁度栃木の鹿沼市にも苗代に使う培土を引き取る用事があったから、一泊の旅程で出かけてきた。

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会津に向かう道すがら、開業したばかりな宇都宮ライトレールに試乗。郊外のパークアンドライドにクルマを止めて宇都宮の中心街に昼メシ旅。

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各乗降ドアにICカードリーダーがあり、乗降、精算が非常にスムーズ。

 

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吊り革が可愛いとカミさん

運転本数も非常に多くて、日中でも立客が出る程盛況。

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街並みとトラムの雰囲気が、宇都宮らしからぬ。

広島の路面電車を思い出しました。

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電停にほど近いワイルドバーンと言うレストランでランチ。ボリューム満点で良かったー。

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塩原から尾頭峠、山王峠、駒止峠等の山越をして、南会津町にあるさいたま市の保養所に向かう。スキー場がクローズしたばかりの超閑散期だからか、ただでさえ安い宿泊費が更にお得になっていて、食べきれないくらいの料理と温泉ついてちょーお買い得でした。

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若い頃、通っていた南郷スキー場の目の前の立地で、懐かしい。保養所の職員さんと、おもいがけず昔話で盛り上がる。

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雪解け間近の南会津。お世話になった南郷村の方は大分前にお亡くなりになられたそうで。その節はありがとうございました。

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帰りは川治温泉、鬼怒川、今市を通り鹿沼にある工場に発注した苗床の土を引き取りに。

鹿沼土というくらい良質な土が産出されるだけに、土を作って販売するってこんなところでやってるんだって。

ちょいと大人の社会科見学でした。

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初めてお米の種蒔きした時に使った用土だったんだけど、なかなか入手出来なくて、民間稲作研究所にご縁ができた時、偶然にもそちらで開発して土だったそうで。

 

周り回って原点回帰というか…

 

世の中面白いもんです。

 

 

 

 

 

職業ってなんだ?

有機農業に取り組まれている知り合いのSNS

 

有機農業って趣味だよね。

 

って言われるのが残念て言う投稿があって、ふと

 

職業としての農業ってなんだろうか?

 

って思った。

 

確かに有機農業って手間ばかりで金にはならんし、一応自然栽培で稲作に取り組む自分ですら、

 

俺って物好きだなあ…

 

って自身を思ってるくらいだから趣味と言われても、そうだよなぁと思う。

 

でも、手間をかけず金になるなら職業としての農業なのか?といえば、有機農業に限らず農業をしている殆どのひとは手間ばかりで金にはならんと言う話しをするからとどのつまり

 

農業って趣味じゃん

 

になると思う。

 

もっとも、お金がたくさん儲けたいのならば、農業なんかやらず、ほかの仕事をするべきだなあとすら思っている。

 

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自身は利益とは程遠い、極小規模の稲作に取り組んでいますが、一応顧客があり自分の作るお米を楽しみにしてくださる方もおられます。そんな方達からみたら、私は紛れもなくプロなわけで、その段階で職業として成立しているよなぁって。

 

農業者、即ち農家って、百姓って言葉に置き換えられると思うのですが、百姓って百の生業って意味があるそうですね。だからいろいろやって稼ぐのが基本だと思うのですよ。専業農家兼業農家、カテゴリーを分けたがるのは理解しますが、個々の事情があるから何して稼ごうが、専業だろうが兼業だろうが、基本どうでもいいし、人にあだこだ言われる事ではありませんよね。

 

そんな事考えてたら

 

有機農業って趣味だよね。

 

って発言は、何の意味も持たず、単純に発言者の頭の悪さばかりが際立つなぁと…

 

あくまでも私の感想です。

 

 

 

 

 

違和感についての考察。

とあるSNSの鉄道コミュニティの中の投稿に、列車内の車椅子用のスペースに、スノーボードが置かれている写真が掲載されて、こう言うことはけしからん的なコメントが書かれていて、さらにベビーカーが置かれる事もあり、画像を撮影して鉄道職員に申し入れした。と。

 

鉄道職員は申し訳ありませんと謝罪をしたとかなんとか。

 

一瞬、もっともだなぁ…

 

と思ったんだけどなんか違和感を感じた。

 

末端のガラガラな閑散区間で移動できるスペースは充分だし、車椅子きたらどかしてねの一言で済む話じゃね?ついでに言うと、三時間近く走ってきた列車でもうすぐ終点。それまで車椅子来なかったんだよね?

 

ここは車椅子スペースです!ってそれは正論に違いないけど。

 

丁度、私が仕事でたまに味わう違和感と同じ事に

気づいた。

 

その違和感てなんだろう?と少し考えてみると、その事象に対する自分の感想や主義主張に終始し、周囲に対する配慮が皆無の場合、自分は違和感を感じるのだなぁと理解した。

 

この前、車椅子の方を介助した時、車椅子のスペースを確保する際、場所を変わってくださった方にきちんとお礼を言われた方がいて、正直私の方で変わってくださるように伝えてお礼とお詫びを言うのが常だから、びっくりした場面があったんだけど、冷静に考えると至極当たり前な事なんだよなぁと。

 

車椅子スペースは車椅子が優先されるべきは当然なんだけど、それ以外立ち入り禁止!変わって当然もらうのみたいな考え方って違和感以外何もなくて、やっぱり

 

お互いさま。

 

がしっくりくるんですよねぇ。

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島根県一畑電車。車内にフリースペースがあって、この時はチャリが置いてあった。電車内って何置いてもいいよ的な場所の方の方がなんかしっくりくるんですよね…私は。笑

 

 

 

農福研修で分かった。

昨年九月より、2週間おきに柏の葉キャンパス千葉大学に多様な農福連携に貢献できる人材養成プログラムと言う講座を受講していました。

もみいち農園に手伝いに来てくれる福祉施設の仲間たちへの自分自身の理解が深まればばいいなぁというのが動機だったのだけど、終わってみてとても良かった反面、ガッカリだった部分もありました。

そのガッカリだった部分があったから、自分が何で農業が好きなのかがあらためて確認できたかと思いますし、今後自分が農業に関わって行く中で、付き合うべき人が明確になったかと思います。

農福連携というものに興味を持った事もそもそも私が何故農業が好きなのか?に共通することで有ります。

 

何故農業が好きなのか?というテーマはそれが農業だけではなく、私自身のあらゆることに通じる思考パターンなんでしょうね。今までの経験から自分がリスペクトさせて頂いている人には共通項があり、そんなこともあらためて確認できたかと思います。

 

その内容については極めて私的検知ですからあえて書く必要は無いかと思います。笑

 

それにしても良い経験でした。

 

千葉大のみなさん、同期生のみなさん、いろいろありがとうございました♪私はもみいち農園でゆるゆるやって行きますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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筍白菜で満面の笑みなしまづん

 

ネットの記事から。

ネットのニュース記事を見ていたら、スイスが誇る世界最長の山岳トンネル。ゴッダルドベーストンネル内で貨物列車が脱線事故。昨年の8月くらい?だったのか。知らなかった。

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2017年に、新婚旅行でスイスに行った時、行かせてくださいとカミさんに頼んで新旧ゴッダルドを堪能させてもらったせいもあって思わず食いついた。

 

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ゴッダルド旧線のループ線 三重のオメガループなど、見応え抜群だった。

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イタリアのミラノからチューリッヒを目指すゴッダルドベーストンネルを抜けてやってきたEC。アルトゴルダウ駅。

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インターシティを牽引する機関車もゴッダルドベーストンネル開通記念ラッピングでお祝いムードでしたね。

 

なんでもトンネルは単線並列という仕組みで、単線のトンネルが2本掘ってあり、無事だった片方のトンネルが使えたから運行再開は早かったけど、トンネル内部の設備の損傷が激しくて全面復旧は今年の夏になるとか…

トンネルは片側交互通行で貨物列車優先で、旅客列車は旧ゴッダルド線経由で運行するとか。設備が古くて大型の車両が投入できず、座席は不足気味だけど、ヨーロッパを南北に貫く大幹線は確保されているとか。

 

鉄道が物を運ぶためのインフラって根底の考え方かしっかりしている証拠です。

 

当たり前だけど。

 

 

ふと日本の場合はどうなるか?もし、青函トンネルが使えない場合は船で物流が賄えるのか?

 

その前に、整備新幹線で在来線がぶつ切りになっている上、北海道は新幹線を通す代わりに在来線は廃線にするとか。貨物列車は存続のために線路は残す残さないでうだうだ。

 

新幹線を作って安易に三セクを増やして、三セクダメならバスにやらせりゃいいや。って単純に無責任に考えてきたつけが一気に出てきたようで、その受け皿の筈のバス会社がどこも風前の燈。電車のお客までてがまわらんし、第一やるやつがおらん。と笑えない話し。

 

九州はとりあえず自前でやる部分も残しているみたいですが、自然に帰りつつある草ぼうぼうの線路をミトオカデザインの洒落た車両が走る姿はどう見てもシュールで、さらに西九州新幹線は周囲に軋轢を生んでどうなんでしょう?

 

北陸新幹線もまた、三セク増やすだけでいろいろありそうな…

 

中央リニア新幹線はいよいよ東海道新幹線東海道線三セク化なんでしょうかね?笑

 

ほんとそろそろハイスピードレイルから卒業しませんか?

全国の物流インフラとしての鉄道をもう一度見直しませんか?

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国鉄分割民営化の時と同じ話をいまだに続けているのは賢い人のする事ではありません。ただ変えないでそのまんまズルズル時がすぎて行くのを待ってるのが一番ラクだし、それが私等日本人は得意なんですけどね。

でも、ほんの少し変えるだけで、今あるものが息をふきかえす。つか、本来の使い方しましょうと。

 

 

同じお金がかかるなら、北海道から4時間かけて人だけ運んで消費させに来る新幹線より北海道から玉ねぎ運んでくる貨物列車の方が役に立つ。

何故って

 

 

くえるから。生産を支えるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あけましておめでとうございました。

あけましておめでとうございました。

新年早々地震災害や航空機事故等が起き、また一時代を築いた昭和の著名人が次々と亡くなり、何か一つの時代の終わりというか変化を感じています。

 

もとより、自身にとっては変化して困るとか、寂しいとかは全く無く、むしろ今まで歩んできた時代にようやく決別できると。

もう二度と繰り返したくないし、続いて欲しくないし、まっぴら後免というのが正直なところです。

 

自身に子どもがいれば考え方も違うのでしょうけど、ある意味他人事と達観してしまっているから現在進行中の限りあるものをダラダラ垂れ流し続ける全ての事象が、一体いつまで続ける事ができるのだろう?と興味津々、面白おかしく見物してたりします。

 

カミさんともよく話しをするのですが、

 

「所詮は俺のモンじゃねーし。」

 

って。

 

昨年より学んでいる農福連携の講義のなかで、ソーラーでポンプを循環させて植物を育てる装置を見て、これこそ英知だなぁと思いました。

 

新しい技術は一切なく、調和させるだけ。

 

調和というのは日本人が得意な分野。

 

和をもって尊しとなす。

 

と言われるようにこれが日本が世界に誇れる英知なんだろう。中学校の歴史の授業で真っ先に習うのが、聖徳太子の17条憲法だったりするからこれが日本の基礎であり、今の日本国憲法も、和をもって尊しとなすが、基本なのだろうと思ったりしています。

 

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過去の写真のデータを見ていたら、15年ほど昔岩手の遠野の写真がありました。

確か、五百羅漢を見に行くとき、山道で普通にカモシカとスライドした。

お互い警戒し合うことはなく、意識も干渉もせず。カメラをむけたら普通に収まってくれた。

 

なんか信じられないくらい自然な時だった。

 

 

今年はそんな気持ちで時を過ごせたらと思います。

 

今年もよろしくお願いします。