喉元過ぎれば…

年末になり昔のいろいろな出来事を振り返る。かみさんに、

 

「今年あった一番良い事、悪いことは?」

 

と聞かれたけど、答えられなかった。かみさんは職場で昇進した事が良い事であり、悪い事でもあったようだ。自分は?うーむ。

 

何もない。

 

よくも無く、悪くもない。仕事は頑張っているけど毎日異常なし!って事が自分の出来る仕事だから、それが評価。だから何もない。もっとも、さほど仕事に期待はないけどね。

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4.5年前なら、悩みも多くてくだらないことに目くじら立て精神衛生も最悪だったから良い事悪い事とかばかりに目が行き、はっきりと答える事ができたかも知れません。

 

思えば、人に何も期待しない事ってこれ程幸せな事はない。全て、自分の心に委ねることができるから。もっとも人と関わっていない訳じゃなく、むしろ関わってめんどくせーって事の方が多いけど、どこか人ごとで、そんなに負担になって無いみたい。表現が正しいかわからないけどサイコパスな側面もありますね。

 

 

 

 

ふと、以前の知り合いを思い出した。

 

社会のため、ひとのため、それはそれは尊敬に値されるべき活動を熱心に行い、すごいなぁって羨望の眼差しで見ていた人がいたのです。周りの信頼もあるみたいだし、そのうち素敵な出来事が起きるんだろうな!って。

 

でも、見ているうち、あれ?あれれ?

 

なんと言うか、想いや志はとても立派。しかるべき仲間も優秀な精鋭揃い。でも、肝心な足元。自分の基盤に対しての不平不満。と言うか冷淡極まる応対。いろいろ見させていただいて、立つ鳥跡を濁さずってことわざありますけど、この人が自分の隣人だったら絶対嫌だし、同僚だったら絶対一緒に仕事したくない。との結論。

 

逆を言えば、志はとても立派なようで、仲間も集まるけど結局身近な足元から崩れてしまうのでしょうね。そしてまた同じことを繰り返す。つまりは負のスパイラル。

 

今年良かったことは、物事に目くじら立てなかった事でしょうね。そして悪かった事も目くじら立てなかったから流されてしまったこと。

 

でも、何もないって事が一番安心ですよ。

 

つまりは、私はとっても幸せ者なんですな。

 

ありがとうございます。

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