スイスで乗り鉄(ツェントラル鉄道)

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インターラーケンオスト駅からツェントラル鉄道(ZB)でルツェルンに向かいます。ルツェルンからモントルーまではゴールデンパスラインと呼ばれ、風光明媚な観光ルートで人気があるそうです。直通列車はないそうですが、3つの鉄道会社がパノラマ列車などを走らせています。今回はその一部のツェントラル鉄道ブリューニク線区間の乗車でした。
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インターラーケンオスト発車後、ブリエンツ湖に沿って走ります。湖が多くてトゥーン湖との位置関係が逆転していて、最近までこっちがトゥーン湖と思っていました。
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途中のブリエンツ駅から有名なブリエンツ・ロートホルン鉄道のラックレール登山鉄道の蒸気機関車がちらり。
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マイリンゲン駅でスイッチバック後いきなり急勾配を登っていきます。なんでもラックレール区間だそうで先のベルナーオーバーラント鉄道と同じデュアルモード式の電車という事です。少し以前まではZBはスイス国鉄だったそうで幹線鉄道も普通にラックレールで山越えするあたりがいかにも。
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二等車ですが窓の大きなパノラマタイプの車両です。

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峠を越え眼下に教会を中心に広がる小さな街。日本の里山とも違いますがどこか共通するなという感想です。峠を越えて街を繋いで走る鉄道は信州あたりと似ているからでしょうか。
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途中駅の自転車置き場。シンプルだけど良いアイデアだと思います。
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乗車したツェントラル鉄道の電車。デュアルモードのラックレール式電車。列車種別はインターレギオ(都市間快速)で日本で言ったら東武鉄道で以前走っていた浅草~東武日光会津田島の快速みたいな感じでしょうか。
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快速列車の割に食堂車までついてます。

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機関車牽引のこちらのインターレギオにも乗って見たかったです。この機関車もラックレール対応だそうで、旧来の客車編成後部に電車そっくりのプッシュプル対応の制御車ユニットがついていて、電車も客車もあまり関係なく運用されているみたいです。
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新旧混成で、
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最後尾。こちらが制御客車ですが3両くらいのユニットで詳しくはわかりませんが電車編成の増結としても使えそうな雰囲気ですね。ラショードフォンで乗ったトラム電車にそっくり。

ちょっと趣味的見解が炸裂してしまっていますが、ステンレスでプラモデルのような使い捨て通勤電車が大量生産されている日本からすれば、また違った形で進化しているスイスの鉄道はすごく面白いです。

次回は世界最長のゴッダルドベーストンネルと100年前の世界最長ゴッダルドトンネル、ゴッダルド峠を訪ねます。