減速して自由に生きる…かぁ…

今、両親と福島の裏磐梯にきています。

両親とも高齢者ですが、なかなかアクティブでスノートレッキングなど楽しんでました。私も少々おつきあいさせていただきましたが、少々筋肉痛です(笑)

先日、昔いすみ市で知り合いになった方に教えていただい池袋のオーガニックバー・たまには月でも眺めましょの店主の著書「減速して自由に生きる」ダウンシフターという本を読んでみました。私自身はもの凄く共感しています。

そして、自分に当てはめてみると、現在私は「ナリワイ」と呼ぶのはどうかとは思いますが自身で好きな(納得して就いているの方が正解かな?)仕事をしています。去年の暮れ少し前から、その仕事に少し思うところがあって関わり方を変えてみたんです。以前でしたら声がかかったら休みでも出て残業もめいいっぱい。しかしそれを止め自分のルーチンだけをこなすようにシフトしたんです。
当然収入は減ったのですが、自分の休みの日をきちんと確保するようにしただけでも生活が丁寧になった気がします。きちんと食事をする、きちんと仕事をする、きちんと暮らす。今迄惰性になっていた事にじぶんの心を込められる余裕ができたとでもいうのでしょうか。少なくなった収入分も支出を見直しているところです。

自分の心の中ではお金さえあれば何とでもなるという考えに気づかないうちに支配されていたのかもしれませんね。

ただ、自分の好きな事をやる、減速して生きるということは、都合の悪い事はやらないということではないと考えます。楽をすることではないのですよね。社会性もなければ。

私などは終身雇用の生き残りみたいな環境で生きています。今迄の社会を支えた制度をかたくなに守り続けているみたいな。それが時代に合うか合わないかは私の知るところではありません。ただ素晴らしい制度であるのは間違いは無いですし、いまでもそこが基本でこの国は動いているのは間違いないです。

お金も丁寧に稼ぎ、丁寧に使い、丁寧に暮らして行く。買うばかりでなく、自ら生産もし、少ない収入を補い丁寧に消費して行く。

今迄あまりに金を稼ぐばかりにシフトしていたから他が入り込む余地がなく、時間の切り売りではなく丁寧に生きることに時間を費やす。それが私の「減速して自由に生きる」ダウンシフトな感じがします。

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裏磐梯の猫魔の森。スキー場のリフトが運休になるほどの強風だったが、一瞬雲の間から日が射した。