銀座天龍のお話し

京橋や有楽町、鍛冶橋にほど近い銀座一丁目にある大きな餃子で有名な銀座天龍という昭和24年創業の中華料理店があるのですけど、私の家は祖父の代からずっと通っております。

私にとって不思議な縁を持つお店なんですが…

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天龍という関取が始めた中華料理店なんだそうですが、第二次世界大戦時代に満州で相撲の普及のために赴任されていた天龍関が終戦後帰国して銀座一丁目で始めたという経緯があるそうです。

 

大相撲からプロレス等で活躍された天龍源一郎さんとは違う方です。

 

祖父が何故銀座天龍に通うようになったかはわからないのですが、祖父も第二次世界大戦では関東軍満州に出征し、シベリア抑留後帰国し、福島で始めた洋服店で取引のあった東京の問屋さんの紹介なんじゃないか?って話しを聞いたことあります。

 

祖父は生前、

「天龍にいくと入り口で太った満人が座っていて(祖父は中国の方を満人と言っていた)いらっしゃーいと迎えてくれたんだよ。」

と話していました。おそらくその方は満人ではなく天龍関御本人だったのかもしれないですが、定かではありません。

 

父も祖父に天龍に連れられて、名物の大きな餃子のファンになったみたいです。

そして父が結婚前に母と交際していた際に東京と福島との遠距離交際だったそうですが、東京の父は毎週天龍の餃子をお土産に福島の母に会いに行ったという話し。

 

あの大きな餃子は私も子供の頃から食べています。

 

最近は子供の頃より大きくなったんじゃないかしら?って思うんですけど、自分が歳をとって食が細くなったせいかもしれないです。

 

そして自分がカミさんと結婚する際、また衝撃的な事実が判明すると言う…

 

それについてはまた機会があれば。